今の僕が思うこと。

自分は、
何がやりたいんだろう?
将来どんな風になりたいんだろう?
何ができるんだろう?
夢は?
野望は?

最近そんなことをよく自問自答しています。依然として、明確な答えは出ていないけど、自分が惹かれる仕事や会社を見つめなおして、さらに自分について考えてみると、少しずつだけど、答えに近づいているような、そんな気がします。


大学3年の夏休み前。
大学院に行きたいなぁ、いや、絶対行く。くらいの気持ちを持っていた自分は思い切ってゼミの先生にその旨を伝えた。

どうして自分が大学院に行きたいのか。

それは、大学の教授になれば、自分が研究したり知っていることが沢山の学生に発信できる。
きっと何人かの心に自分が伝えたいことが届いて、インパクトを与えることができるかもしれない。
と、思ったから。

つまり、簡単に言ってしまえば「自分の興味を持った学問を伝えて、人の心を動かしてやりたい」と思ったわけです。


こういうことがやりたいって思ったきっかけは、実は高校時代に遡って。

高校3年の春。受験までちょうど1年を切ったころに数学が嫌いだったけど、どうしても国立文系の最難関大学に行きたいと思った自分に衝撃が走りました。

高2から通っていた塾で試しに取ってみた数学の授業が死ぬほど面白い。
予習段階では1問も解けなかったのに。

そう、先生が面白すぎた。
自分には今まで単なる記号でしかなかった数字と式が、先生の言葉とともに命を吹き込まれたかのように意味をなしていく。
聞いているのが死ぬほど楽しくて、アドレナリンはバンバンでるし頭の中が完全にスパークしてる感じ。

そこから、自分は変わった。
ああいう風になりてえなあ、って常に思った。
で、単純に結びついたのが、大学で好きな勉強を本格的に勉強しまくって、大学教授になれれば、ああいう風になれるんじゃないかって。

けどちょっと単純すぎた。

まずそもそも大学1・2年で誇れるほど勉強してきたわけじゃなかったこと。
自分が面白いと思った勉強の一部を特に勉強したい、って思ったわけではなく、むしろ沢山の事を総合的に考えて、関連付けて考える方が好きだったこと。

大学院で勉強する際、特に何について勉強するかとか、そういった専門性が割と大切になってくるって話を聞いた時にめちゃくちゃ困惑した。
色んなことが好きで、そこから一つに絞れるほど切望する何かがあったわけではなかったから。

ゼミの先生の反応は、
「社会人になってから院に入りなおす人はいるから、決めつけないでもっと沢山のものを見た方が良い。」
そういった、自分の甘さを痛感させられるものでした。


それから、あれだけ嫌だった就職活動とか、将来の仕事に少しずつではあるけど、調べてみることにした。
そもそもどんな仕事があるのか。どんな会社があるのか。とか基本的なところから。

恥ずかしながら、ボスコンとか、電通博報堂とか、世に知れ渡る大企業のことを知ったのもこれくらいの時期(3年7月とか笑)

コンサルってどんなことやってんだろー?お、おもしろそー!
広告代理店?なんじゃそりゃ?広告とか全く興味ねー。
印刷?本好きだから関連あるかもしれない!
あ、この会社CMでよく聞くから知ってるわー何やってるか知らないけど。


ってな具合で少しずつ調べ、テストとの折り合いを見ながらインターン申し込んでみたりとかして。

まぁミーハーに外資とか出しまくってボコボコに落とされて、いかに自分が"エリート"ではないかをこれまた痛感させられ(笑)
幸いながら、最終的にとある印刷会社からインターン格通知をいただくことができました。

そこで自分がやったのが、いわゆる営業。
純粋に仕事というか、社会自体がよくわかっていなかった自分にとっては何もかもが新鮮でした。

そもそも営業って何やってるのか、そんな基本的なことから、実際に社員の方について回ることによって見えてくる部分まで。

5日中実質3日しか営業としての仕事を体験することができなかったけど、それでもここの体験はとても大きかった。


気がつけば11月になり、就活の話もチラホラと。
そんな中、マスコミ(出版・広告)セミナーなるものが学校でやることを聞き、暇だったこともあったので参加してみることに。

この時、とある広告代理店の方が
「私たちの仕事は、既成概念に捉われずどうしたら人の心が動かせるのか、を大切にしています。」
ということを言っていて、それがもの凄く印象的だった。
まさに、自分がやりたいと思ったことと似てるんじゃないか、本質的に通ずるものがあるんじゃないか、って。


そして12月に入り就職活動が本格解禁されました。
何の疑いもなく、電通博報堂アサツー ディー・ケイ、…といった具合にとりあえず知っている広告代理店をプレエントリーしていく自分。


けど、数日後に何かが頭の中で引っかかる。

広告業界で結局自分何したいの?』

影響とか心を動かす仕事って、結局割とどんな仕事にでも当てはまってしまうことに気がついたわけです。アプローチの方法が違うだけで。


もっと、もっと本質的に自分が何がしたいのか。
きっとここが一番大切で、そこに辿り着かないことには自分はどの企業も受からないだろうな、って思いました。(今も思っているけど。)


そこで、冒頭の疑問に行きつくわけです。

自分は、
何がやりたいんだろう?
将来どんな風になりたいんだろう?
何ができるんだろう?
夢は?
野望は?

自分は、
もっと沢山の人やものと触れ合いたい。
もっと沢山の知識を得たい。知りたい。
もっと世界のオカシナ部分と対峙してそれらを少しでも解決していきたい。
困っている人を少しでも助けたい。
影響を与えたい。
世界平和に貢献したい。
不平等是正に貢献したい。
今ある何も思わない変な当たり前をぶっ壊してやりたい。
それこそ、よりよい社会を作る手伝いをしたい。
人の笑顔を作りたい。
それいいね、って人に思われたい。


全部やりたいんですよ。


でもこれらやりたいことって、結局何かを成し遂げた時にこそ出てくるもので。
じゃあ、出すにはどうすればいいんだろうって考えてみた。

それは、社会にある沢山の問題を一つ一つ解決してゆくこと、なのかなって自分なりに思いました。

沢山の問題と対峙する上で、それを解決するための知識だったり、困っている人と関わりを持てる。
問題を解決してゆくことで、助かる人がいる。
問題を解決してゆくことで、ちょっとずつ世界が平和になるかもしれない。その過程で笑顔だって生まれるかもしれない。
問題を解決してゆくことで、いやだなって思う部分が減って、よりより社会に近づくかもしれない。
問題を解決してゆくことで、僕がかつてできなかった数学と向き合ってできるようになったように、誰かに何か影響を与えることができるかもしれない。



多面的な、臨機応変的な、マニュアルに捉われないやり方で様々な問題を解決する。

それが自分のやりたい仕事なのかな、って回り道をして、きっとまだその道の途中にいるのだろうけど、今はそう思っています。


今のところ、そういうことができそうな会社でかつ、自分がいいなあって思った会社として、
メインは広告や商社になってくるのかな、って今は思っています。
まぁ、それ以外に面白そうだなって思った会社や業界もあるのでなんともいえないのですが。



あとは、このちょっと荒削りな自分の想いと、もしかしたらどこかで致命的な間違えを犯してしまっているかもしれないこの文章のような思考回路をとことん見つめなおして、突っ走れればいいな、って思っています。


こんなこと書いていてどこも受からなかったどうしようって不安は勿論あるし、これから本格的に選考が始まる中でまた変わってゆくのかもしれないけど、1つの現段階の思考の形として、長くなってしまったけど、文章にまとめてみました。